[1]フリージアが香水に使われるには理由があった！

フリージアってどんな花なの？

生花店の店頭でよく見かける香り高いフリージア。自宅の庭でガーデニングを楽しむ人のあいだでも人気の高い華やかな花です。フリージアは球根植物。秋に球根を植え、寒い冬のあいだは土のなかでじっと待ち、2月～6月にかけて開花します。

原産地は南アフリカ。アヤメ科・フリージア属で黄色・白・紫・赤の花を咲かせますが、花の色によって香りが少し異なるようです。

名前の由来は、フリージアを発見したデンマークの植物学者であるエクロンが友人であるドイツ人医師のフレーゼ（freese）に献名したことから名付けられたようです。

早春の2月から6月にかけて開花するフリージアは日本でも人気が高く、毎年3月から4月にかけて伊豆諸島「八丈島フリージアまつり」が開催され、約35万本もの芳しく鮮やかなフリージアを鑑賞することができます。

フリージアの花言葉は色によって異なります。よく言われている花言葉は以下の通りです。

白：あどけなさ
黄色：無邪気
赤色：純潔
紫色：感受性、あこがれ

フリージアの香りの魅力とは？

フリージアはかなり強くしっかりと香る花です。しかし、香水で使用されているフリージアの成分は天然香料のものはなく合成香料のようです。

もっとも強く香るのは白いフリージア、次に黄色。その次に赤・紫になります。香りのニュアンスも微妙に違います。白がもっとも甘く、黄色は甘酸っぱい、紫や赤は控えめな花の香りです。

フリージアは甘く華やかな香りとして香水にもたくさん使用されてきました。

フリージアと他の香料をバランスよく調香して深みのある香りを出しているフレグランスや、フリージア自体の香りを全面に出したシングルノートの香水もありますのでチェックしてみましょう。

[2]フリージアの人気香水おすすめ20選

クロエ　ノマド　オードパルファム

2018年3月に発売された「クロエ　ノマド　オードパルファム」。調香師クエンティン・ビスクが手掛けるクロエの新しい香りは今までのテイストとは異なる斬新さがあります。

”ノマド”とはフランス語で「遊牧民」。柔らかく、上品、愛される女性のイメージが強い従来のクロエのフレグランスとは一線を画し、より自由に、自分らしさを求める大人の女性をイメージした香りなのです。

この「クロエ　ノマド　オードパルファム」のミドルノートに使用されているのがフリージアです。

トップノートで際だつミラベル（西洋スモモ）のみずみずしい甘さにフリージアの明るく華やかな香りが重なり、繊細さと力強さを併せ持つ、真の美しさを表現しています。

■トップノート…ミラベル（西洋スモモ）、オレンジ、レモン、ベルガモット
■ミドルノート…フリージア、ローズ、ピーチ、ジャスミン
■ラストノート…アンバーウッド、パチョリ、サンダルウッド、オークモス、ホワイトムスク

定番！「アントニアズ　フラワーズ　オードトワレ」

美しい緑と海に囲まれたニューヨーク州の避暑地、イーストハンプトン。この地で成長したフローリスト、アントニア・ベランカによって創業されたのが『アントニアズ　フラワーズ』です。

ブランドを代表する香水としてロングセラーを誇る「アントニアズ　フラワーズオードトワレ」は、日本でも多くの愛用者がいます。主成分はフリージア。

まるでフリージアの花束を抱えているかのような自然で優美な香りに包まれます。純粋にフリージアの香りを楽しみたい人には最適のフレグランスと言えそうです。

■シングルノート：フリージア、マグノリア、ジャスミン、ユリ

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ヒット作！「サンタマリアノヴェッラ　オーデコロン　フリージア」

イタリアの古都、フィレンツェで誕生した「サンタマリアノヴェッラ」は世界最古の薬局として長い歴史を歩んできました。豊かな文化が栄えた中世フィレンツェでは”香りと癒し”が発展し、「サンタマリアノヴェッラ」はオーデコロンも手掛けるようになったのです。

できるかぎり天然原料にこだわりナチュラルな香りを追求した「サンタマリアノヴェッラ」のオーデコロン。人気の香りフリージアは穏やかな甘さと清々しさが漂います。

甘い香りが前面に出るというよりは、石けんのような清潔感のある香りに仕上げられているのが特徴です。癒しを感じさせる名作として多くの愛用者を魅了しています。

シングルノート：フリージア

ジョーマローン　ロンドン　イングリッシュペアー＆フリージア

『ジョーマローンロンドン』でもっとも人気の高い香り。甘さ、爽やかさ、みずみずしさ、落ち着いた上品さなどバランスのよい魅力をもち、幅広い年代の方に愛されています。中心となるのはペアーとフリージアの香り。

みずみずしくフルーティなペアーの香りに華やかなフリージアのニュアンスが重なります。最後はムスク、アンバーの甘さに包み込まれ、パチョリのスパイシーさがアクセントになった奥深い香りの変化を楽しめます。

■トップノート…キング　ウィリアムペアー（西洋梨）
■ミドルノート…フリージア、ローズ
■ラストノート…パチョリ、ムスク、アンバー

ディオール　アディクト　オーフレッシュ　オードトワレ

「ディオール　アディクト」は3種類のフレグランスを展開し、それぞれタイプの異なる香りで注目を集めています。

濃厚なオリエンタル調のオードパルファン、フローラルウッディ調のオードトワレ、そしてこのオーフレッシュは花とフルーツがみずみずしく香る爽やかな調香。

好感度の高い香りとして定評があります。ベルガモットのフレッシュな香りから、フリージアとスズランの華やかで気品あるミドルノートへ移り変わり、最後はホワイトムスクの穏やかな甘さに癒しを感じるはずです。年代を問わず愛用できる名作と言えそうです。

■トップノート…カラブリアンベルガモット
■ミドルノート…フリージア、スズラン
■ラストノート…ホワイトムスク

サルヴァトーレフェラガモ　インカントブルーム　オードトワレ

2010年に発売されたトレンド感あふれる人気香水。「フェラガモ」のブランドイメージであるモダンで洗練されたフェミニティを表現しました。柔らかいフローラル調に爽やかさが漂う香りは誰からも愛される好感度の高いフレグランスと言えます。

■トップノート…フリージア、グレープフルーツ
■ミドルノート…ティーローズ、チャンパカフラワー
■ラストノート…ホワイトムスク、カシミアウッド

ヴェルサーチ　ヴァニタス　オードトワレ

「ヴェルサーチ」らしいモダンで官能的な美しさを表現したフレグランス。フリージア、バラ、キンモクセイなど花々が咲き誇り優雅に香ります。

トップノートでのフリージアの爽やかで華やかな香りが印象的に輝きます。その後、濃厚な甘さをまといながらうっとりとするような穏やかな余韻に包まれる魅惑的なフレグランスです。

■トップノート…フリージア、ローズペダル
■ミドルノート…ティアレフラワー、オスマンサス
■ラストノート…ブラックティー、シダーウッド

バーバリー　サマー　オードトワレ

夏のそよ風のような明るく爽やかなイメージのフレグランス。2013年の夏限定商品ですが、人気が高く愛用している人が多いようです。

みずみずしい果実とフレッシュな花々の香りをブレンド。まぶしいくらいの太陽の輝きや青空のイメージにぴったりです。

定番の香水とは別に季節感のある特別なフレグランスとして「サマー」をつけるのも素敵な演出法です。

■トップノート…マンダリンオレンジ、ポメグラネート、グリーンリーブス
■ミドルノート…フリージア、ローズ、リリーオブバレー
■ラストノート…サンダルウッド、シダー、ホワイトムスク

武蔵野ワークス　ホワイトフリージア　オードパルファム

出典 amazon

品質に定評のある日本の香水メーカー「武蔵野ワークス」。濃厚に香る香水とは異なり、自然で穏やかに香るのが特徴です。

ホワイトフリージアは爽やかで華やぎのあるフリージアの香りを楽しめるフレグランスとして人気があります。強い香りが苦手な方も試しやすい軽やかで、透明感のある香りです。

■トップノート…グリーンノート、レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、マンダリン
■ミドルノート…ホワイトフローラル、ローズ、グレープフルーツ、シアーフローラルノート、オゾンノート
■ラストノート…ローズ

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ダウン　パフューム　フリージア

植物原料にこだわり上質な香水であるボタニカルフレグランスを展開する「ダウンパフューム」。アルコールにはトウモロコシが原料のコーンエタノールを使用しています。

またすべての工程を手作業で行い、ラボでは厳しい品質管理を行うことで高品質を維持。品質への信頼感により多くのファンを獲得しています。

フリージアの香水はシングルノート。フリージアの爽やかで明るい香りが楽しめます。

■シングルノート：フリージア

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ディメーター　フリージア　オーデコロン

生花を摘みたてたばかりのような自然で優しい香りが特徴。優しくて品のある香りのフリージアを思う存分堪能できるフレグランスです。ほのかに穏やかに香る程度なので濃厚な香水が苦手な方やフレグランス初心者も試しやすいはず。

シンプル＆シックでお洒落なボトルデザイン、誰からも好まれるフリージアの軽やかな香りは贈り物としても喜ばれるようです。

■シングルノート：フリージア

ボディファンタジー　ボディスプレー　フリージア

米国の若い女の子を中心に絶大な人気を誇る「ボディファンタジー」。スプレータイプの軽やかなフレグランスを気軽につけられる人気シリーズです。

バニラやアップル、プルメリア、ラズベリー、ラベンダーなど色とりどりのパッケージに詰められたさまざまな香りのフレグランスをラインナップ。その日の気分に合わせて選ぶのも素敵な使い方です。

■トップノート…バレンシアオレンジ、ソフトグリーン、フレッシュカフェライム
■ミドルノート…ガーデニアペタル、スパイス、モロッコジャスミン、エアリーフリージア
■ラストノート…ムスク、ホワイトアンバー

ミラショーン　タイムコレクション　６０　オードパルファム60

イタリアの高級メゾンとして伝説的なコレクションを発表し、一世を風靡した「ミラショーン」。その「ミラショーン」のフレグランスラインから発表された全5作あるタイムコレクションのなかのひとつ。

テーマは60年代。ノスタルジックなニュアンスが漂いながらもモダンでガーリーな香りを表現しました。フルーティフローラルの軽やかでポップな調香がベースです。

■トップノート…ペア（洋梨）、ベルガモット、マグノリア、ネクタリン
■ミドルノート…フリージア、ジャスミン、チュベローズ、オーキッド、リリーオブザ
ヴァレイ
■ラストノート…シダー・ウッド、ムスク、バニラ、ブラックベリー

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ヒューゴボス　ボスウーマン　オードパルファム

エキゾチックな果実と花々の華やかな香りがブレンドされたフルーティフローラル調のフレグランス。「BOSS　WOMAN」が設立された記念に発表されました。

トップノートで際立つマンゴーの甘さ、パイナップル、キウイなどトロピカルフルーツのジューシーな香りからフリージアの爽やかさへと移り変わり、ラストではムスクやバニラの穏やかな甘さへと到達。

可愛らしい少女から成熟した女性の美しさへと変化する様子が表現されています。

■トップノート…マンゴー、キウイ、キンカン、パイナップル、マンダリン
■ミドルノート…フリージア、パッションフラワー、オリス
■ラストノート…ムスク、バニラ、サンダル・ウッド、ホワイトシダー

コーチ ポピーフリージア ブロッサム オードパルファム

2013年に発売されたフルーティフローラル調のフレグランス。甘酸っぱさとエレガントな甘さが絶妙にブレンドされ、キュートでモダンな雰囲気に仕上がっています。

ベリーの甘酸っぱさ、シトラスのグリーン系で始まり、ミドルノートではフリージアやトロピカルフラワーの爽やかな甘さに。最後にはムスクやバニラの穏やかな甘さに包まれて幸福感がアップします。

■トップノート…ストロベリー、ラズベリー、ブラックカラント・バド、アプリコット、ブラックカラント・リーブス、マカロン・アコード
■ミドルノート…フリージア、ジャスミン、ホワイト・オーキッド、タヒチ・ティアレ・フラワー
■ラストノート…ムスク、バニラ

ヴィクトリアズシークレット　ボムシェル　インブルーム

米国の人気ファッションブランド「ヴィクトリアズシークレット」から2014年に発表されたみずみずしくフェミニンなフレグランス。

甘酸っぱいリンゴのジューシーな甘さとフリージアの爽やかな香りが見事にマッチし、透明感のあるキュートな可愛さとエレガントな魅力を醸し出しています。

さらに飾っておくだけで気分が上がるピンクボトルが女性の心を掴んでいます。

シングルノート…レッド・アップル、ウォーター・リリー（睡蓮）、ピンク・フリージア

ディプティック　オフレジア　オードトワレ

1961年にフランス・パリで誕生したフレグランスキャンドルブランドの『ディプティック』。ハイクオリティ、ハイセンスのアロマキャンドルとして日本でもブームを牽引した存在として知られています。

キャンドル以外にもオードトワレや石けん、スキンケア、ボディケアなど幅広く商品を展開。上質な原料にこだわりナチュラルな香りが楽しめると評判です。

摘みたてのフリージアのフレッシュな香りを楽しめる透明感のあるフレグランスです。

■トップノート…ペッパー
■ミドルノート…フリージア
■ラストノート…ウッディ・ノート

ランコム　ミラク　オードパルファン

2000年の発売から色褪せることなく、女性の心を掴むロングセラー香水。爽やかでほのかに甘いフローラル調の香りは初めて香水をつける若い女性にもおすすめです。

トップノートのライチがみずみずしくジューシーな甘さを漂わせて印象的。フリージア、マグノリアなどの花々を集めたフローラルの香りも甘すぎずすっきりと仕上げられています。

■トップノート…フリージア、ライチ
■ミドルノート…マンダリンオレンジ、マグノリア、ジャスミン、ペッパー、ジンジャー
■ラストノート…ムスク、アンバー

ポールスミス　ウィメン　オーデパルファム

1970年代英国で誕生したファッションブランド『ポールスミス』。クラシックなスタイルを基調にしながらもひねりを加えた斬新さが際立ちます。

初めてのフレグランスである「ウィメン」はエレガントでありながらもモダンでヴィヴィッドなテイストで注目を集めます。

■トップ：ベルガモット、クレモンティーヌ(蜜柑)、クラシックベリー
■ミドル：スズラン、フリージア、グリーンティー
■ベース：シダーウッド、ベチバー、パチョリ

カルバン・クライン　エタニティ

1988年に発売されて以来、ロングセラーを誇る傑作。爽やかなシトラスから華やかなフローラルへ、そして落ち着いた甘さへと変化する香りは時代を超えて愛され続けています。

日常使いからフォーマルシーンまでさまざまな場面で活躍してくれるはずです。

■トップノート…フリージア、セージ、マンダリン
■ミドルノート…ローズ、スズラン、ジャスミン、マリーゴールド、スイセン
■ラストノート…アンバー、サンダルウッド、ムスク、パチョリ

[3]フリージアのお気に入り香水を見つけてより魅力的な女性になろう

名作やヒット作と言われる数多くのフレグランスに使用されているフリージア。それぞれの香水によってフリージアの香り方は異なりますが、どれも爽やかで心地よい気分にさせてくれるものばかりです。自分にぴったりのフリージアの香水を見つけて、より魅力的な美しさを引き出しましょう。